長男が1歳を過ぎ、外に遊びに行くようになった頃、公園に行く度に見せるサインがありました。

両手をぎゅっと握る仕草をする長男、そのサインは、【おともだち】。他に遊んでいる子を見て、「おともだちがいるね。」と、表現していました。

  ある時、公園に置かれた自転車に近づいた長男。他の子の大事な自転車、触らないでほしいなぁ、と思いながら、近寄る長男の側に私もいました。すると意外な長男の反応が。自転車を指差して、【おともだち】、とサイン。私の心配をよそに「おともだちのだよね。」と、知ってるよ、といわんばかりの表情とともに、自転車に触れることなく、サインで伝えてくれました。

また、ある時、プレイルームで遊んだ帰り道、また【おともだち】のサイン。でもこの【おともだち】はいつもと違う!いつもはぎゅっと握るだけの仕草がこの日は、上下に動いている!いつもより大きなサインの動きと共に、なんだかすごく何かを伝えたい様子!

そう、この日のプレイルーム、いつもに増してたくさんの子供達がいたのです。
「おともだちたくさんいたね!」私の語りかけを聞き、にっこり笑う長男。
話し言葉が、その時の気持ちで口調やトーンがかわるのと同じように、ベビーサインも、サインの動きで赤ちゃんはその時の気持ちを表現します。サインはまさに話し言葉なんです。

文:野本ひさえ

【コラム筆者紹介】野本ひさえ
2014年に西尾市、2016年に岡崎市にて日本ベビーサイン協会認定
MeandFamilyベビーサイン教室を開講。自身の3人の子供達と3度のベビーサイン育児を経験。赤ちゃんとのコミュニケーションの楽しみ方をアドバイスし、楽しめる子育てをサポート。日本おひるねアート協会認定講師としても活動中。