まだおしゃべりする前の赤ちゃんと過ごす日々には、「?」がつきものです。例えば、「眠たいのかなぁ?」「もっとミルク欲しいのかなぁ?」「何か食べたいのかなぁ?」いつも一緒に過ごすママ、きっと、赤ちゃんの気持ちを予測できるのが上手だと思います。でも、その「?」が「!」になると、育児はさらに楽しくなります。

  長男がちょうど1歳のころ、乗馬体験に挑戦したことがありました。ポニーに乗るのは初めて、どんな反応、表情をするのかな!?と、ワクワクしながら見ていると、ポニーに座った瞬間にサインを見せた長男。両手をパチン。

【おしまい】 

「え?!今から1周するんだよ!」と私はびっくり。結局、ずっと、【おしまい】のサインをしたままの乗馬体験でした。
係員の方が、落ちないようにずっと長男の体を支え、お参りするような姿で乗っている長男の様子はとても面白く、笑顔にさせられました。

 赤ちゃんからの明確な意思表示があることで、気持ちを100%理解してあげられること、育児をしていく上で、親としても嬉しく感じますね!言葉がまだこれからでも、サインがあれば赤ちゃんとのコミュニケーションは可能なんです。

文:野本ひさえ

【コラム筆者紹介】野本ひさえ
2014年に西尾市、2016年に岡崎市にて日本ベビーサイン協会認定
MeandFamilyベビーサイン教室を開講。自身の3人の子供達と3度のベビーサイン育児を経験。赤ちゃんとのコミュニケーションの楽しみ方をアドバイスし、楽しめる子育てをサポート。日本おひるねアート協会認定講師としても活動中。