目の前に見えていることだけが赤ちゃんの頭の中の全てではありません。

1歳5ヶ月の三男、絵本棚の前に来ました。あ、絵本が読みたいんだな!と思い、何の絵本がいいのかな、と考えていると、三男が手を動かしました。

「シューシュー」と言いながら見せたのは、片手を上げて左右に手を動かす仕草。【飛行機】です。

「飛行機の絵本!」とサインで言う三男。

「あ、前読んだ飛行機ね!」と思い、探してみましたが見当たりません。
三男の手の小さな飛行機は飛び続けています。

「どこいったのかな?」と、三男の飛行機のシューシューと共に本棚の本の後ろを探してみたら・・・、ありました!大きな本に隠れていたので飛行機の絵本は見えない場所にあったのです。

三男は、飛行機の絵本を見かけたから【飛行機】と、サインしたわけではなく、前に読んだ飛行機の絵本を覚えていたから、それを読みたくてサインをしたのです。

お気に入りの絵本が周りに見当たらないからこそ、何を読みたいかを自分のサインでちゃんと教えてくれたのです。

飛行機の絵本が登場した時の三男の嬉しそうな表情がとても印象的でした。

赤ちゃんも、目の前にない物についてだって、ちゃんと伝えることができるんですね!「伝わった!」と感じた時の目はやっぱりキラキラ輝いています。

文:野本ひさえ

【コラム筆者紹介】野本ひさえ
2014年に西尾市、2016年に岡崎市にて日本ベビーサイン協会認定
MeandFamilyベビーサイン教室を開講。自身の3人の子供達と3度のベビーサイン育児を経験。赤ちゃんとのコミュニケーションの楽しみ方をアドバイスし、楽しめる子育てをサポート。日本おひるねアート協会認定講師としても活動中。