クレヨンや鉛筆が持てるようになると 小さな子でも描くことに興味を持ちます。

鉛筆を持って歩くと危ないし、紙からはみ出して机にかいちゃったり、目を離すと壁や床までに色がついていることも!お絵かきは意外とハードルの高い!?
遊びだな、と感じたことがあります。

それに小さな子のお絵かきって
何を描いているのかな、
何を描いてほしいのかな、
気になりませんか⁉︎

ある時、リビングの机をふとみると
ぐるぐる⁈なぐり描きが!!

えーッ!!いつの間に!!
しまった!!ペンを片付け忘れたー!!

犯人は、1人しかいません!!
我が家の三男!!当時1歳10ヶ月。

「もぉー!!描いたでしょ?!」と
聞いてみると、うん!描いた!と
いわんばかりの表情。
しかも笑顔!?
こっちは机に描かれて
腹が立っているのに!!

すると三男、サインをしたのです。

【くじら!!】

「え!?」
私はびっくり!!
そのなぐり描きを指差しして、
三男に聞きました。
「これ、くじらを描いたの?」
問いかけた私に、三男はまた
サインをしたのです。

【くじら!!】

「そうなんだ!!
くじらさんなんだねこれは!!
ちゃんと意味があったんだね!!」

ただのなぐり描きだけど、
くじらの形は全くないけど、
三男はくじらを描いたみたい。

あの笑顔は、達成感の表情だったんだ!!私に見せたかったんだ!!

なぐり描きじゃなくて意味があるんだよ。
三男がサインで教えてくれました。

意味があるんだと気付いたら
三男がお絵かきした事が
なんだか嬉しくて
なぐり描きを許せちゃった!!

我が家のくじらさんは机についたまま。
しばらく消せませんでした。

文:野本ひさえ

【コラム筆者紹介】野本ひさえ
2014年に西尾市、2016年に岡崎市にて日本ベビーサイン協会認定
MeandFamilyベビーサイン教室を開講。自身の3人の子供達と3度のベビーサイン育児を経験。赤ちゃんとのコミュニケーションの楽しみ方をアドバイスし、楽しめる子育てをサポート。日本おひるねアート協会認定講師としても活動中。