おしゃべりがこれからの赤ちゃん、
言葉が少ないからと言って、
言葉を知らないわけではありません。

 生後10ヶ月頃には、70〜80個の 
言葉をすでに理解しています。
それだけの言葉を
知っていれば、当然、頭の中では
たくさんの単語がとびかっては
いるのではないのでしょうか?

 カタコトのおしゃべりを始める頃は
1つの単語から話し始めますが、
実は、赤ちゃんの頭の中はもう、
単語だけ、ではありません。

 ベビーサイン育児をしていると
その意味がよく分かります。

 2つのサインを並べて【もっと】
【たべる】、と、おかわりを伝えます。

3つのサインを並べて【ぞう】【おうた】 【もっと】、と、歌のリクエストをします。
4つのサインを並べて【いぬ】【おとうさん】【ネコ】【みる】、と、パパと出かけた
公園での出来事をママに伝えます。

 こんな風に、
ベビーサイナーは、
単語以上の事を上手に伝えてくれます。

 知っている言葉のアウトプットは
おしゃべり前からもできるんですね!
見た目以上に赤ちゃんは賢いです!

文:野本ひさえ

【コラム筆者紹介】野本ひさえ
2014年に西尾市、2016年に岡崎市にて日本ベビーサイン協会認定
MeandFamilyベビーサイン教室を開講。自身の3人の子供達と3度のベビーサイン育児を経験。赤ちゃんとのコミュニケーションの楽しみ方をアドバイスし、楽しめる子育てをサポート。日本おひるねアート協会認定講師としても活動中。