私のベビーサインとの出会いは、ベビーサインという名前ではありませんでした。

アメリカに留学中、専攻していた幼児教育の授業の1つに、「幼児と手話で話そう」という授業があったのです。アメリカの保育園や幼稚園では、活動に手話を取り入れることも珍しくなく、私がボランティアしていた保育園でも、手話でアルファベットに挑戦する子供達の姿が見られました。

 

実はアメリカでは、手話は聾者のためだけではなく、日本の子供達が英語に触れるように、手話が第2言語の1つとして扱われているのです。

それがよく分かる例がアメリカでの赤ちゃんの検診。赤ちゃんの発達の様子を伺うために、日本でも保護者に聞かれる質問がありますね。

「話せる言葉は何語くらいですか?」

アメリカでは、その答えに「話せる言葉は○語。手話は○語です。」と、答えると、それが言葉として受け入れられます。手話やジェスチャーが赤ちゃんにとって言葉である、と認められているのです。

私の所属している日本ベビーサイン協会のお伝えしている内容も、言語としてのベビーサインであり、その中身は、アメリカ、ベビーサイン社で研究された結果に基づいています。

手話やジェスチャー=言葉、という視点を持つだけで、赤ちゃんとふれあう時に少し違った接し方になりませんか?!

 

文:野本ひさえ

【コラム筆者紹介】野本ひさえ
2014年に西尾市、2016年に岡崎市にて日本ベビーサイン協会認定
MeandFamilyベビーサイン教室を開講。自身の3人の子供達と3度のベビーサイン育児を経験。赤ちゃんとのコミュニケーションの楽しみ方をアドバイスし、楽しめる子育てをサポート。日本おひるねアート協会認定講師としても活動中。