ベビーサインは赤ちゃんにとって意思疎通を可能にする言葉、という事を今までのコラムで紹介してきました。では実際、赤ちゃんはどんな風にサインを使うのでしょうか?

長男が11ヶ月の頃の私の実家に泊まりに行った時の話、「そろそろ寝るよ。」と、就寝前の布団で長男に声をかけました。私の声をきいているのかいないのか、部屋をウロウロする長男。眠くないのかなぁ、と考えていた私の目に、何やら長男が手を動かす様子がうつりました。
両手を合わせるような仕草。あ!っと思い、長男にサインと共に話しかけました。
「本が読みたいの?」
それを聞いた長男は、にやっと笑い、また【本】のサイン。「そうそう。ほん、よみたいの。」と、言わんばかりの様子でした。

お泊りということで、場所が違っても、寝る前に本を読む、という習慣は長男にとっては、大事なひとときだったようです。

寝る部屋にはなかった絵本を、違う部屋から持ってきて、すると布団に転がった長男。
「ほん、よみたいの」と、可愛らしいサインで気持ちを上手に教えてくれました。
サインのおかげで、ぐずることなく伝えてくれた嬉しさも、今でもまだ覚えています。

文:野本ひさえ

【コラム筆者紹介】野本ひさえ
2014年に西尾市、2016年に岡崎市にて日本ベビーサイン協会認定
MeandFamilyベビーサイン教室を開講。自身の3人の子供達と3度のベビーサイン育児を経験。赤ちゃんとのコミュニケーションの楽しみ方をアドバイスし、楽しめる子育てをサポート。日本おひるねアート協会認定講師としても活動中。