
桃の節句を過ぎ、春めいてきましたね!みなさんのご家庭では、ひなまつりは楽しまれましたか?年度末ラストの子育てコラムは、岡崎市の郷土菓子ともいわれる「いがまんじゅう」を紹介します。

3月に入り、スーパーや和菓子屋さんで、饅頭の上に、ピンクや黄色、緑色の米粒のようなものが乗ったものをみかけませんでしたか?それが「いがまんじゅう」です!
米粉の生地の中には、こしあんや粒あんが入っており、上に染色した餅米がついています。全国にも似た和菓子はありますが、「いがまんじゅう」と呼んでいるのは、数少ない地域だけのようです。名前の由来は諸説あり、徳川家康の伊賀越えにちなんで名づけられたとも、表面の餅米が栗のイガに似ているからとも。
さらに、岡崎市周辺の三河地域では、この「いがまんじゅう」を昔からひなまつりにお供えする習慣があります。ピンクは桃の花、黄色は菜の花、緑色は新緑などを表しているとも聞いたことがあります。我が家も毎年、その見た目の華やかさから、可愛く飾ってから食しています。

この辺り特有の「いがまんじゅう」。まだ味わったことのない方は、ぜひ探してみてください。桃の節句が過ぎても、例年4月頃まで販売されていますよ。
4月の年度始めに向けて、どのお子さんもますますの健やかな成長と、幸せをお祈りしています!
参考:岡崎市食育推進会
【コラム筆者紹介】Cafe くろねこ
年間約500名のママ達に利用いただいている、30種以上のレッスンとランチを愉しめる「貸しスペース型お家カフェ」オーナー。
兼テレビ局サイト等4社で、グルメやレシピネタなどのライターをしています。

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