次男が小さい頃に印象に残った出来事がありました。
1歳半離れている長男と次男。
次男が、産まれた頃、長男はお兄ちゃん、というよりかは、まだ自分が1番!
お母さん(私)の膝に座るのも自分
食事にて、お母さん(私)の隣も自分
車に乗る時、運転手(私)の隣のチャイルドシートももちろん、自分
基本的に、お母さんと一緒にいるのはまずは自分でした。

その様子を察してか、次男は、様子をみているようで、長男には対して一歩下がっているような感じ。
長男に手がかかる分、私も常に次男をみてあげれるわけでもなかったので次男はわりと誰に対しても甘え上手。
人懐っこく、私ではなくても平気なのかなと、思っていました。

ある日、次男が1歳2ヶ月の時、おばあちゃんに次男を預けて公園に出かけた長男と私。帰ってきて次男をお迎えに行くとおばあちゃんが私に言いました。
「なんかね、翔くん、ほっぺたのあたりばかり触っているよ。」
え!?っと驚きました。なにやら次男はサインを見せていたよう。次男はサインで訴えていたのです。
ほっぺたばかり触っているサイン、それは【お母さん】でした。

【お母さん】のサインで伝えたかったのは、本当はおかあさんと一緒にいたい。次男のそんな気持ちでした。バイバイしても泣かない、ぐずらぐに待てる、おばあちゃんと留守番できる、平気そうだった次男がそんな風に思っているなんて全くきづかなかった。サインがなければ気づいてあげられなかった。次男の心の中の、本当は寂しいんだよ、という気持ちに気づけたこと、本当に良かったと思います。

それ以来、幼い2人連れ出すのは大変でしたが、次男も一緒に3人で出かけるようにしました。

サインがあることでおしゃべり前のお子さんでも、気持ちを確実に伝える事を可能にします。お子さんが心の中に秘めている感情、サインで分かり合えたら、素敵な親子関係が築けるはずです。

文:野本ひさえ

【コラム筆者紹介】野本ひさえ
2014年に西尾市、2016年に岡崎市にて日本ベビーサイン協会認定
MeandFamilyベビーサイン教室を開講。自身の3人の子供達と3度のベビーサイン育児を経験。赤ちゃんとのコミュニケーションの楽しみ方をアドバイスし、楽しめる子育てをサポート。日本おひるねアート協会認定講師としても活動中。