キッチンで「わぁ〜わぁ〜」と泣きながら指差しする赤ちゃん。
「何が食べたいの?何が欲しいの?」と聞くママ。
こんな風に奮闘する、お子様とママのやりとりは、子育てあるあるの1つではないでしょうか。

まだおしゃべりがこれからの赤ちゃんは、指差しや泣く、喃語で何とか伝えようとするものですが、親でも理解しきれないことはもちろんあります。

三男が1歳半頃、食べれるものも増え、食に好みも出てきました。

庭で遊んでいたある日、急にあるサインをした三男。
そして、遊びをおしまいして玄関に向かって歩き出したのです。
三男が見せたサインは、【お肉】。
その頃の三男の好物が「そぼろ」で【お肉】のサインで覚えていたのです。

「そぼろが食べたいの?」と聞いてみると、コクリ、と頷く三男。
さっきまで楽しそうに遊んでいたから
お腹がすいてるなんて全く気付きませんでした。
しかも、食べたいメニューがあるなんて!ある意味びっくり!
1歳半でも、しっかりと意志があるんですね!

リクエスト通り、そぼろを準備して食べました。
【おいしい!】とサインする三男を見て、作ってよかった!と、さらに嬉しくなりました!

食べたいものを確実に伝えられたら・・・、赤ちゃんも嬉しいし、赤ちゃんからのリクエスト、ママも嬉しいですよね!

こんな風に、サインがあれば心を通わす事ができるのです。
あなたの赤ちゃんは何をリクエストしてくれるのかな⁈
楽しみですね!

文:野本ひさえ

【コラム筆者紹介】野本ひさえ
2014年に西尾市、2016年に岡崎市にて日本ベビーサイン協会認定
MeandFamilyベビーサイン教室を開講。自身の3人の子供達と3度のベビーサイン育児を経験。赤ちゃんとのコミュニケーションの楽しみ方をアドバイスし、楽しめる子育てをサポート。日本おひるねアート協会認定講師としても活動中。